1月９日から１月２２日まで，公会堂内の大食堂で写真展を開催しました。写真の提供は「X」に「函館懐かし写真」と題して多くの投稿を続けているフォトグラファー琥太郎さんです。

平成の函館…，大人の方には最近のことのように思うかもしれないですが，街は変化しています。今回お持ちいただいた中で一番古いものは１９年前の大正湯。皆さんは覚えていますか？

大食堂にずらりと並んだ懐かしい写真。レトロな雰囲気が増しました。画像左側にあるのは，函館どつくのゴライアスクレーン。函館のシンボル的な存在でしたね。平成２１年(２００９年）に解体されましたが，その前はきっと公会堂のバルコニーからも見えていたはずです。他にも多くの人が通ったであろう，懐かしの喫茶店や貴重な新旧五稜郭タワー２本が写った写真もありました。

こちらの４作品は，左から棒二森屋の食堂，ゲームセンター「ゲームインバルセロナ」，大門にあった「キャバレーロンドン跡」，そして松風町のNewLookビル。棒二の食堂はお買い物の後に必ず寄ったし，本は森文(森文化堂！）で買っていた！なんて方は多いのではないでしょうか？！　開催期間中，琥太郎さんは何度も公会堂に駆け付けて，ご来館のお客様とたくさんお話してくださいました。中には会えてよかった！と喜ぶフォロワーさんも…！　そんな大人気の琥太郎さんの「X」はこちらです。

最近では，無くなるかもしれない建物を見込んで先に写真を撮ることもあるのだそう！　カメラ片手に常に目を光らせています。今回の写真展では厳選して10点だけお持ちいただいたのですが，スマホやパソコンを通して見るのとはひと味違い，生の写真の良さを感じることもできました。琥太郎さん，そしてご来館の皆さま，どうもありがとうございました。