今年最後の公会堂Cityコンサートは，クリスマスシーズンにふさわしく，遺愛学院ハンドベル部の皆様による演奏です。

テーブルと楽器が次々運ばれていきます。ハンドベル，実はセッティングがとても大変なのです！気を付けて運んで下さる生徒さんに「大丈夫？」とお声がけしたところ，「大丈夫です！ハンドベル部は運動なんです！」と元気な答えが返ってきました。ハンドベル部は運動部だったのですね？！　

速やかにステージに並べられたハンドベル。音域によって大きさが違います。大きなものが低音を響かせます。公会堂×ハンドベル，雰囲気がぴったりですね。

厳かに演奏が始まりました。ハンドベルは元々教会の高い位置にある鐘。時刻や大切な事を知らせるためのものですが，リンガー（奏者）達が間違えるわけにはいかないので，練習しやすいように。とテーブルの上で奏でられるようになったのが始まりだそうです。手首を上手く使って振る，はじく，テーブルに打ち付ける，打ち付けたベルを上げる…とてもたくさんの奏法があり，弦楽器のような想像もつかなかった音も出ました。奥が深い楽器なのですね。色々な奏法を交えた「ハンドベルのための組曲」という作品も演奏してくださいました。

指揮の水田先生が「手話」を教えてくださいました。「あなたからメリークリスマス，私からメリークリスマス，Santa Claus is coming to town. 」のフレーズを演奏に合わせて皆で行い，幸せなひとときを共有できました。

終了後，緊張がほどけてほっとした皆さんの，にこやかな表情が印象的でした。顧問のピーター先生，指揮の水田先生，そして演奏してくださったハンドベル部の皆様，この度はありがとうございました。